Chapter

01

In Residence

smartbar, Chicago

全12か所の世界最高峰のダンスフロアを祝う

2016年、RAはIn Residenceシリーズと銘打って世界最高峰のクラブ12店舗でそれぞれ1か月間にわたってパーティーを行い、クラブカルチャーの祝宴を挙げる。クラブはダンスミュージックの鼓動であり、会場となるのはローカルシーンを盛り上げ続けているクラブだ。週末が訪れるたびにクラブの扉は開かれる。私たちの愛する音楽をプレイするために。

In Residenceは先週末、シカゴのsmartbarで始動した。この街は言うまでもなくハウスミュージック発祥の地だ。1982年以来、smartbarはシカゴにおける重要クラブであり続けている。この歴史の豊かさを考えれば、smartbarが本シリーズの出発地点になるのは当然だ。

1か月間に渡って各クラブへ滞在するにあたり、それに連動した特集記事を展開していく。様々なメディアを組み合わせてシーンの象徴である空間の永久保存版ドキュメントを提供する予定だ。

Mar 05 RA In Residence, smartbar, Chicago
feat. DJ Nobu, Eric Cloutier, Jeff Derringer

Mar 12 RA In Residence, smartbar, Chicago
feat. Roman Flugel, Tin Man, Olin

Mar 19 RA In Residence, smartbar, Chicago
feat. DJ Harvey, The Black Madonna

Mar 26 RA In Residence, smartbar, Chicago
feat. Mood II Swing, Analog Soul, Michael Serafini

Chapter

02

主要情報

smartbarの概要

01
Address
3730 N. Clark St. Chicago, IL 60613 USA
02
Building completed
1927
03
Club opened
1982
04
Soundsystem
Funktion-One
05
Music policy
"ダンスフロアで機能するならば何でもOK"
06
Capacity
400
07
Resident DJs
Derrick Carter, The Black Madonna, Olin, Chrissy, Jeff Derringer, Michael Serafini, Justin Long, Garrett David, Sassmouth, Jason Kendig, Phillip Stone, Hugo Ball

Chapter

03

歴史

シカゴの名店

Matt McDermottがシカゴの偉大なる小バコの歴史に迫る

この業界では平凡に見える小バコが音楽史の重要拠点になることがある。ノースクラーク・ストリートにある400人規模のクラブsmartbarはそうした場所のひとつだ。バーテンダー、地元のレジェンドDerrick Carterを含むレジデントDJ、同クラブが地下にあること、そして、ダンスフロアがウッドパネルであることなど、その在り方すべてがThe WarehouseやThe Power Plantで築かれた伝統を守り続けている。そうすることによりsmartbarは、シカゴにおけるハウスミュージックの伝統と現在の熱狂的信者たちを生み出すことに貢献したアーティストへ新たな拠点を提供してきた。

The Black Madonnaとしても知られるMarea Stamperはこのウッドパネルのクラブでレコーディングされたミックスを聞きながらケンタッキーで育ち、近年の同クラブの歴史に欠かせない存在になった。彼女の弟子であり、Olin名義で音楽制作とDJを行っているJason Gardenは、同クラブの音楽をもっと身近に体験しようとカンザスから引っ越した。最初、彼はひとりでsmartbarに通っていたが、そのとき一緒に踊っていた人たちが後の友人になったのだという。「ひとりで通い始めても、次第にコミュニティーの中に引き込まれるよ」と彼はsmartbarで語ってくれた。彼女曰く、smartbarは今でも「この街の偉大なる小バコ」であり続けている。

James Amato, Joe Shanahan and Frankie Knuckles

smartbarの創立者Joe Shanahanは何千という多くの人たちと同様、Frankie KnucklesのDJで踊って決定的な瞬間を体験した。Knucklesに宛てて書かれた追悼文で彼は次のように述べている。「働いていたクラブのウェイター数人と一緒にタクシーに乗り込んでThe Warehouseに向かった。エントランスのバウンサーの態度に少しムカついたよ。それでも僕はマエストロを見てみたかったんだ。だから踊っている人たちをかき分けてDJブース裏に向かった。ブース裏について目にしたのは、DJというよりもバンドが演奏しているかのような光景だった。オープンリール、ドラムマシーン、3台のターンテーブル、エコーのエフェクトボックス、至るところに張り巡らされたケーブル、そして、そのすべてを同時に操っている人がいた。それがFrankieだった」。30年間に渡るKnucklesとShanahanの友情はその夜に始まった。The Paradise Garage、Mudd Club、Danceteriaなどニューヨーク市にいたときの重要な体験と共に、ShanahanはThe Warehouseが自分の歩む道を見つけるのに不可欠なものだったと認めている。

Shanahanはロフトパーティーを主催するようになり、ノースクラーク・ストリートの3730番地にある元スウェーデン・コミュニティセンターを偶然見つけたとき、「何かが起こる予感がした」。1982年にオープンしたsmartbarはもともと4階のペントハウス内にあり、階段か小さなエレベーターでアクセスが可能だった（Shanahanとドラッグクイーンのアイコン的存在Divineはこのエレベーターに一度閉じ込められたことがある）。smartbarがオープンしてから数か月が経った頃、Shanahanは2階部分にMetroというロッククラブを作り、当時無名だったR.E.M.のコンサートと共にオープンさせた。さらに彼はUKユースカルチャーのバイブル的雑誌であるThe Faceにsmartbarの広告を展開した。シカゴハウスはヨーロッパのレイヴカルチャーに欠かせない要素となっていたため、「イギリスの信者たちはそのルーツを探るべきじゃないのか？」というわけだ。

「他のクラブはレイシストだった」とShanahanは黎明期のクラブ状況について率直な意見を語ってくれた。一方でsmartbarはゲイ、ストレート、黒人、白人、ラテン人のオーディエンスに向けて運営されており、DJたちもそれに応じて音楽をプレイしていた。「特定のクラバーを必要とする状態に陥らないようにしたことは音楽的に都合がよかった。それがThe Warehouseで学んだことだ」。Shanahanを除けば、smartbarで当初からDJをしていたのはFrankie Knucklesだった。そして彼は2014年に亡くなるまでの30年間、同クラブでレジデントを務めた。

狭い階段と今にも壊れそうなエレベーターを使い始めて数年が経った頃、smartbarは地下へ移転した。理由のひとつは200人しか収容しない会場では対応できないほどパーティーの規模が大きくなったことだが、クラブが文字通りアンダーグラウンド（地下）にあるというところをShanahanが気に入ったためでもあった。「地面の下に潜るっていう発想が単にいいなと思って、smartbarに地中の感覚を加えたんだ。手に入れられる中で最も強烈なサウンドシステムをその中へ入れたよ」

それまでの間にsmartbarは強力なレジデント陣を擁し、KnucklesやJoe Smoothといったレジェンドたちが才能ある新人たちに道を切り開いていた。当時はロッククラブのMetroも盛り上がっており、一風変わった交流が生まれていた。Sonic Youthが1985年にsmartbarでライブアルバムをレコーディングした他、同時期にTom Waitsが飛び入りでDJをすることもあったという。そして90年代が迫るに従い、smartbarはシカゴ市外の才能を招くようになった。その中で最初の大きなブッキングとなったのは1991年のMassive Attackだった。その後、smartbarはEBM、イタロ、インダストリアルからの影響を受けた当初の音楽性から離れ始め、よりストレートなハウスに向かうようになった。Mark FarinaやStamperが活動初期に参考にしていたというDJ Heatherや、Kaskade、DJ Colette、Miles Maedaら全員がsmartbarのDJブースで腕を磨いていた。

Stamperは次のように語る。「smartbarは会場のほぼすべてがダンスフロアになっている。すごくシンプルな空間で、正方形のウッドフロアにFunktion Oneのサウンドシステムを4か所組んでいるの。DJブースの高さはオーディエンスと同じになっていて、つい最近までその中に誰でも入っていくことができたのよ」。彼女が思う同クラブの素晴らしいDJとは、ダンサーと演者の壁を進んで取り除こうとするDJなのだそうだ。

Gardenは次のように語る。「シカゴは豊かなDJの歴史がある街で、この場所から多くの才能が登場してきた。ここにいるDJたちの多くはチャンスさえあれば世界中で有名になってもおかしくないよ。上手になろうとがむしゃらに頑張っている人たちを見てきたし、彼らにいつもとは違うことを何かやってほしいって頼んだら、毎回驚かせてくれる」

00年代が到来すると、smartbarは市外からより多くの出演者をブッキングし、レジデントたちとのバランスを取るようになった。Shanahanはクリエイティブ面のコントロールを完全にブッキング担当者に委ねている。ここ数年の担当者には、Windish AgencyのエージェントであるBrad Owenの他、James AmatoやNate SeiderといったDJ、そしてStamperとGardenが含まれる。「（smartbarで）ブッキングを務めてきた人はみんなDJでもあるの」とStamperは説明する。人気のウィークリーパーティーQueen!とシカゴの伝説的レコード店Gramaphoneを運営するMichael Serafiniは、このアプローチが「ニュースクールとオールドスクールのメンタリティのバランスを取る」のに一役買っていると語る。

彼は続ける。「最近ではお金を稼ぐために広告を打ったり、ヘッドライナーを飾る出演者を招いたりする必要がある。でも同時に、smartbarには常連客のドリンクを安くする一面がある。オールドスクールなクラブの楽しみ方ってDJを見ることだけじゃないだろ。クラブは、自分を解放して、知っている人たちと一緒に楽しい時間を過ごす場所でもあるんだ」。

Serafiniにとって、DJはヒエラルキーの無いチームの一員であり、そのチームにはパーティーのホスト、バーテンダー、マネージャーも含まれ、全員が一貫性のあるものを目指して一団となって働いている。QUEEN!の人気の理由について彼は「どんな感じになるのか、みんな分かっているからね」と語る。こうしたシンプルな親しみやすさにより、smartbarは何十年も愛されるアメリカ有数のクラブになっている。Gardenがシカゴに引っ越したのはsmartbarのオープンから25年後のことだったが、彼は同クラブの歴史とレジデントパーティーの意義を染みるように理解している。Stamperはツアースケジュールの都合によりフルタイムで働くことできなくなるまでレジデントパーティーの維持に努めてきた。こうした店柄がsmartbarにこれほどしっくりくるのは何故だろうか。簡単だ。ハウスミュージック発祥の街で、みんなが互いの名前を知っているクラブが今も存在しているということだからだ。

Chapter

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レジデント陣

写真紹介

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人物紹介

Jojo Baby

Host, QUEEN!

人形作家、メイクアップアーティスト、ドラッグクイーン、そして、パフォーマンスアーティストであり、Michael SerafiniとDerrick CarterのパーティーQUEEN!のホストを務めるJojo Babyは次のように語る。「14歳のときにクラブShelterで働き始めたの。青いカツラをアソコに着けている私が何歳だったのかなんて誰にも分からなかったわ」。Jojoは何十年もシカゴのクラブシーンをワイルドで予測不可能なものに保ち続けてきた。この短編ドキュメンタリーでは『時計仕掛けのオレンジ』のギャングをBasquiatがアレンジしたような格好の彼を確認できる。彼は大胆な芸術性を解き放つ手段としてドラッグを使用することで知られている。先日「虫」をテーマにしてQUEEN!が開催されたとき、彼はウエストナイルウィルスをまき散らす蚊の衣装を着た。Jojoは日曜日にsmartbarで開催されるパーティーの魂といえる存在だ。

「もう何年もJojoを知ってるよ。」とSerafiniは語る。ふたりはJojoがホストを務め、SerafiniがDJをしていた月曜日の人気ウィークリーパーティーBoom Boom Roomで互いに関わりを持つようになった（他にもGene Farris、Diz、Chez Damierといったレジデントもプレイしていた）。smartbarの日曜日を担当し始めて3年になるJojoは、次のように語る。「QUEEN!で一番楽しめるのはガールズルームの中ね。昨晩はお手洗いに50人もドラッグクイーンがいたの。私たちのうちのひとりが大変なことになっちゃったから、その子を助けるためにみんなでお手洗いにいたってわけ」。日曜日の夜にsmartbarで見るJojoの姿は、クラブキッズたちが一夜を支配し、パーティーで着飾ることが披露会のようだった時代を思い起こさせる。

QUEEN!は、ゲイが中心のアンダーグラウンド・ハウスシーンに興味を持つキッズたちの育成を目的にしている。Michael Aligの伝記映画『Party Monster』でカメオ出演したJojoはその目的からさらに一歩踏み込み、日曜日のsmartbarをドラッグクイーンたちが意見や衣装を交換できる場所にした。このサポートシステムはsmartbarがオープン1日目から取り組んできたオープンな姿勢が生んだものだ。Jojoは次のように語る。「smartbarはみんなのためのものよ。おばあちゃんだって踊りに来るんだから」。彼は音楽のことはSerafiniやCarter、そして、Garrett Davidに任せているが、必要とあらば何か注文をつけることもある。「Grace JonesやCathy Dennisの曲をかけさせて、それをハウスに混ぜてもらうようにしているわ」

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サウンドシステム紹介

Funktion-1

Olinとしても知られるJason GardenはMarea Stamperのアシスタントとしてsmartbarで働き始めた。現在の彼は同クラブのブッキング担当としてフルタイムで働きながら、スタジオで過ごす時間と（彼はArgotのようなレーベルから音楽をリリースしている）、ますます多忙を極めるDJスケジュールとのバランスを取っている。同時に彼はサウンド面でも真剣な一面を持っている。smartbarに入って最初に気付くのは巨大なFunktion Oneのセットだ。

もちろんサイズが大きいというだけではない。セットはハコだけでなく、あらゆるパーティーのDJプレイに合わせて必ず調整されている。Gardenは次のように語る。「ディスコではバランスの取れた上品でフラットなサウンドが必要だ。中域がすごく出ているからね。他にも調整しなければいけないスペクトル成分は山ほどある。テクノだと俺は普段65ヘルツあたりを上げて、200ヘルツあたりを落とす（角が取れたキックになる）。それに4キロヘルツを下げて、すごく高い帯域は少しだけ下降曲線になるようにしている。そして全体のシステムボリュームを小さくして低域を持ち上げる必要もある。ハウスは、フラットな感じとテクノで必要な深いブーストの中間に位置している」。多くのオーディオ調整と同様、基本的なことも忘れてはいけない。「大抵、ダンスフロアの真ん中に立って調整しているだけだよ」

Gardenが夢中になってサウンドシステムの調整に取り組んで3年になる。しかし彼曰く、ディテールに対するこうした気配りは標準的な業務であるべきだとしている。「どのように音が鳴っているか意識して、状況が違えば対応も違うことを認識しておくことだ。調整っていうのは、何か驚くようなことをしてやるというよりも、無茶苦茶にならないようにすることだと思う」。彼が主に感化されたのはRichard Longだった。LongはParadise Garage、Studio 54、そして、David MancusoのThe Loftのサウンドシステム設計を行った人物である。「俺たちがやっていることも同じだよ。もっといいテクノロジーを使ってね」

- 4 x Infrabass 18" (218)
- 4 x Infrabass 15"
- 4 x 8" mid boxes
- 4 x AX88 tops
- Crown Amplification
- X01 Audio Management System
- Midas M32R Console

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ミックス

smartbar classics

「smartbarサウンド」を作り上げてきたトラックをレジデントDJのChrissyがミックス

Download the mix

このミックスに先駆けてたくさんのアイデアが挙がった。理由は単純で、smartbarの歴史が非常に長く、多様だからだ。みんなが最初に考えたのはFrankie Knuckles、Joe Smooth、Derrick Carter、Colette、The Black Madonnaといったレジデントと、smartbarをホームにしているDJたちだった。トラックリストを見ると世界クラスのハウス箱であることが伝わるだろうけど、smartbarの魅力は他にもある。

80年代のシカゴにおけるオルタナティブ／インダストリアルシーンでもsmartbarは大きなパートを占めていた。同シーンからはMinistry、My Life With The Thrill Kill Kult、Revolting Cocksなどが誕生した。さらに当時のsmartbarはシンセポップ、ニューウェーブ、テクノの重要人物のブレイクに貢献した。

現在のsmartbarは、ダンスフロアで機能するならば何でもOKというかなりオープンな音楽ポリシーを持っている。今回のミックス制作では、歴史と折衷主義の両方を表したかったから、昔と今のレジデントやスタッフ、常連客たちと、長年何を聞いてきたのか覚えているか話し合ったんだ。そうしてsmartbarのアンセムをまとめたのが今回のセットだ。俺たちが常に行ってきたことを上手くまとめられているんじゃないかな。

Tracklist /
The Flirts - Calling All Boys (O Records)
Doctor's Cat - Feel The Drive (Il Disc 8)
Nitzer Ebb - Warsaw Ghetto (Power Of Voice Communications)
Front 242 - Masterhit (WaxTrax!)
A Guy Called Gerald - Voodoo Ray (Rham! / Warlock)
Derrick L. Carter - A Hope (Over U) (Classic)
Loose Joints - Is It All Over My Face (West End)
The It - Donnie (DJ International)
Klein & MBO - Dirty Talk (Zanza / Rams Horn)
Liaisons Dangereuses - Los Niños Del Parque (Mute)
The Invincible Limit - Push! (Last Chance/ ZYX)
ESG - Moody (99 Records)
My Life With The Thrill Kill Kult - A Daisy Chain 4 Satan (WaxTrax!)
Rhythim Is Rhythim - Strings Of Life (Transmat)
Adonis - No Way Back (Trax)
Paranoid London ft. Paris Brightledge - Paris Dub 1 (Paranoid London)
Jaydee - Plastic Dreams (R&S)
Gino Soccio - Remember (Celebration / Atlantic)
SFIRE - SFIRE2 (CockTail d'Amore)
Charlie - Spacer Woman (Mr. Disc / Dark Entries)
New Order - Confusion (Factory)
Meat Beat Manifesto - Helter Skelter (Play It Again Sam)
DHS - House Of God (Hangman)
Robert Hood - Clash (M-Plant)
DBX - Electric Shock (Accelerate)
Steve Poindexter - Work That Mutha Fucker (Muzique Records)
Jody Finch - Jack Yo Big Booty (BHQ Acid Vocal) (Lets Pet Puppies)
Cajmere ft. Dajae - Brighter Days (Underground Goodies Mix) (Cajual / Emotive)
Frankie Knuckles presents Satoshi Tomiie f. Robert Owens - Tears (FFRR)
Vicious Pink - Cccan't You See... (Parlophone)
New Order - The Perfect Kiss (Factory)
Jamie Principle / Frankie Knuckles - Your Love (Trax)
Choice - Acid Eiffel (Fragile)
Joe Smooth ft. Anthony Thomas - Promised Land (DJ International)
Floorplan - Baby Baby (M-Plant)
Underworld - Born Slippy (NUXX) (Junior Boy's Own)
Octave One ft. Ann Anderson - Black Water (430 West)

Still haven't got your smartbar fix? You can visit its club profile here, and there's more information on the series via the dedicated In Residence page.